Graphium House

仕事や商売の仕組みを自ら転換していく人材を産むコリビングスペース。
2019年4月、LEGIKAは新しいコンセプトのコリビングスペースである「Graphium House」をオープンしました。

「Graphium House」は、「トキワ荘プロジェクト」で培ったマンガ家のキャリア構築のノウハウと、「チェルシーハウス」で得たコミュニティづくりの知見を生かし、新しい時代にふさわしい職業人を育成することを目的とした空間です。

2015年以降、世界の時価総額上位の企業名は大きく変化し、長らく有力な地位を占めていた鉱工業、金融業や製造業の伝統企業に替わって、IT関連の新興企業が上位を占めるようになっています。

変化の激しい時代においては、既成の産業構造や仕事のあり方を転換し、自分の有利な環境をつくるチャンスとなります。そこで、LEGIKAでは、自分を取り巻く仕事や商売の仕組みを「自分ルール」へと転換していく能力を持つ「ゲームチェンジャー」としての能力を形成し、これからの時代に沿った人材となることを目指しています。

「Graphium House」は、仕事の最前線に立つプロや、今からその最前線に立とうとしている若者が一緒に住み、「住」(シェアハウス)と「働」(コワーキングスペース)が一体となった「コリビング」で、仕事と日常生活のオンオフ両面でのチーム形成を通じて、能力形成を図っていきます。

チェルシーハウス

2014年3月、LEGIKAは東京都小平市に直営の教育寮「チェルシーハウス国分寺」を開設しました。 

教育寮とは、共同生活を通じた学習力の向上に主眼を置き、運営者が入居者の自主性を重んじた上で、成長を積極的に促していく生活施設を指します。「チェルシーハウス」では、入居者である大学生の自主性と責任意識に基づいた運営を行い、地域住民と交流するイベントや、地方の高校生との交流会、大学教授などの講師を招いた勉強会などを、入居者の強いコミットメントの下で頻繁に開催しています。

現在、スマートフォンなどのITツールを通じて、いつでもバーチャルでテンポラリーな交流を図れる時代になっています。だからこそ、リアルでの密接な関係を通じた人間関係づくりの持つ重要性が増しています。コミュニケーションを通じた問題発見や、集団での合意形成、チームを通じた課題解決……という認知的スキル・社会的スキルの獲得を「チェルシーハウス」では日々実践しています。

LEGIKAでは、「チェルシーハウス」の知見を基礎として、今の時代だからこそのコミュニティ・デザインのあり方を追求していきます。

トキワ荘プロジェクト

トキワ荘プロジェクトは、マンガ家を目指す若者の支援を目的に2006年8月にスタートしました。

これまでのプロジェクト参加者は500名以上ですが、うち100名以上の方がプロデビューを果たし、雑誌やWEBアプリへの掲載回数は150回以上にのぼっています。中には、週刊少年ジャンプ、週刊少年サンデー、good!アフタヌーン、花とゆめなど名だたる雑誌で掲載を果たしています。

トキワ荘プロジェクトは、マンガ家を目指す若者へ活動拠点となる住居の提供をはじめ、目標達成のためのマインドセット研修や、現役の連載マンガ家からプロの視点で直接指導を受けられる*プログラムを用意しています。*メンター荘でのサポートプログラム

これらの取り組みを通じ、トキワ荘プロジェクトの参加者同士は、同じ目標を持って日々切磋琢磨しています。LEGIKAは、ひたむきに努力するプロジェクトの参加者が、プロデビューすることだけを目的にするだけではなく、マンガ家という職業人としての自立するところまでをサポートしています。