特定非営利活動法人NEWVERY(所在地:東京都品川区、理事長:小崎文恵、以下NEWVERY)は、京都市および京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会から委託を受けて運営する京都国際漫画賞(旧・「京まふ漫画賞」)の作品募集を2017年5月1日より開始いたしました。
 当賞は、京都国際マンガ・アニメフェア(通称:京まふ)の一環として2015年に創設された「京まふ漫画賞」の流れを受け継ぎ、漫画家志望者が京都を通じてプロデビューする機会を創出することを目的としています。
  今年度は、京まふ漫画賞の募集対象であった台湾・中国在住者に加え、韓国・日本在住の漫画家志望者からも作品を募集します。京都にゆかりのある応募者に送られる「京都賞」も新設され、東アジア文化都市2017に選出された京都発の魅力あるコンテンツの創出・発信に寄与する形で実施されます。
当賞の特徴は、受賞者が実際に日本のマンガ界でプロデビューする機会を創出している点にあります。各部門の大賞受賞者は京まふ開催時に日本へ招待され、60を超すマンガ編集部が集まる「マンガ出張編集部」でプロの編集者から直接アドバイスを受けることができます。また、受賞作品は事前にすべての参加編集部に紹介されます。2015年の京まふ漫画賞で大賞を受賞したANTENNA牛魚さんは、受賞をきっかけに翌年から商業誌「ヒバナ」(小学館)にて連載を開始しました。
NEWVERYでは2006年より若手漫画家支援事業「トキワ荘プロジェクト」を開始し、低家賃住居の提供、漫画家のためのプロスクール「MANZEMI」、マンガ持ち込み・投稿・新人賞ポータルサイト「マンナビ」の運営等、一貫して若手漫画家のスタートアップ支援を行ってまいりました。当取り組みでは、漫画家志望者と編集者をつなぐ点に重点を置き、出版社の枠を超えたサポートを行います。
応募希望者は、6月30日(台湾・中国・韓国部門)もしくは7月31日(日本部門)までに各部門の京都国際漫画賞ホームページよりデータ応募。その後主催者側による一次審査と審査委員による最終審査を経て受賞者が選ばれます。

マンガ出張編集部 会場風景

イラスト:2015年大賞受賞者ANTENNA牛魚(台湾)
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1「京都国際漫画賞2017」の概要
 「京都国際漫画賞2017」は、マンガ家志望者が京都を通じてプロデビューする機会を創出することを目的とした国際漫画賞。日本・中国・韓国・台湾在住者を対象にマンガ作品を募集し、それぞれの国・地域から日本部門、中国部門、韓国部門、台湾部門として各1作品を大賞受賞者に選定するほか、日本部門では別途、京都市在住・在学・在勤者の中から「京都賞」を1作品選定。
 「各部門の大賞」及び「京都賞」の受賞作品については、数多くの出版社が出展し、マンガ家志望者が原稿を持ち込む『マンガ出張編集部@京まふ』に出展するすべての出展編集部に紹介するほか、受賞者をマンガ出張編集部に招待し、プロの編集者との交流の機会を提供する。
2 作品の応募について
 (1)応募部門
 次の部門ごとに1作品を京都国際漫画大賞に選定。
 ①日本部門(※)②中国部門 ③韓国部門 ④台湾部門
 ※日本部門へ応募された方のうち、京都市内在住・在勤・在学者の作品から、「京都賞」として1作品を選定。
(2)応募期間
 日本部門:平成29年5月1日(月)~7月31日(月)
 中国・韓国・台湾部門:平成29年5月1日(月)~6月30日(金)
(3)対象者
 日本、台湾、中国、韓国在住のマンガ家志望者で日本でのプロデビューを目指す方。
(4)応募方法
 京都国際漫画賞ホームページ内の申込フォームからデータ化したマンガを送付
 ※簡字体・繁字体・韓国語・日本語対応
 ※詳細は下記URLを参照
 https://mannavi.net/kyoto-manga/(日本部門(京都賞を含む))
 http://www.kyomafmcn.com   (中国部門)
 http://kyoto-manga.jp/ko/    (韓国部門)
 http://kyoto-manga.jp/zh/    (台湾部門)
3 作品の審査について
 出版社の枠を超えた敏腕編集者が審査員となり、応募作品を評価。また、京都賞については、荒俣宏京都国際マンガミュージアム館長、竹宮惠子京都精華大学学長といった、京都にゆかりのある審査員も応募作品を評価。
 ○ 審査員一覧(敬称略)
 <各部門審査員>
 ①武者 正昭 (小学館マンガワン編集部)【京都国際漫画賞審査員長】
 ②鈴木 学  (講談社KISS編集長)
 ③林 士平 (集英社ジャンプSQ.編集部)
 ④平野 遼太 (講談社モーニング編集部)
 ⑤中野 崇 (LINEマンガ編集長)
 ⑥呉 塵罡  (総合マンガ誌「キッチュ」編集長)※中国・台湾部門のみ
 ⑦張 綜哲  (Storybox社代表)※韓国部門のみ
 <京都賞審査員>
 ①荒俣宏  (京都国際マンガミュージアム館長)
 ②竹宮惠子 (京都精華大学学長)
 ③武者正昭 (小学館マンガワン編集部)
4 発表・表彰・賞品について
 (1)発表
    9月上旬ごろ、受賞者に通知
 (2)表彰
    京都国際マンガ・アニメフェア会場(みやこめっせ)にて、授賞式を実施予定
(3)賞品
 ① 京都国際漫画大賞
 ・ 9月16・17日(土・日)に京まふ内で行われる「マンガ出張編集部」に出展するすべての出展編集部に受賞作品を紹介
 ・ マンガ出張編集部への招待
 ※会場までの往復交通費と宿泊(1名分)を事務局が負担
 ※海外部門の受賞者には通訳者の手配あり
 ・ 次回の京都国際漫画賞のイメージイラスト制作の発注(次回の京都国際漫画賞が開催される場合のみ)
 ② 京都賞
 ・ 9月16・17日(土・日)に京まふ内で行われる「マンガ出張編集部」に出展するすべての出展編集部に受賞作品を紹介
 ・ マンガ出張編集部への招待
 ※会場までの往復交通費を事務局が負担
 ・ 京都国際マンガミュージアム年間パスポート(1年間)を贈呈
5 主催・運営
 主催:京都市、京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会
 運営:NPO法人NEWVERY/トキワ荘プロジェクト
 NPO法人 映像産業振興機構(VIPO) 
【本プレスリリースに関するお問合せ】
  特定非営利活動法人NEWVERY 広報:中村
  Tel : 050-1071-8324 / Mail : s.nakamura@newvery.jp